アジア株、アセアン株の魅力


アジア株、アセアン株の魅力 ―地域全般―

こんにちはmokomoko3です。

今回は「アジア株、アセアン株*1の魅力」についてまとめたいと思います。

*1 このブログでいうアジア株、アセアン株は以下の形で使い分けます。

アジア株…日本はもちろん中国、韓国、インド、アセアンを含む株の総称として使用しています。

アセアン株…ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー、シンガポール、インドネシア、フィリピン、

マレーシア、ブルネイのアセアン加盟10か国の株の総称として使用しています。

アジア、アセアン株には下記のような魅力があります。

①総人口の増加(日本や中国、韓国など一部除く)

2030年のアジア―内閣府経済社会総合研究所

 2009年に発表された「国連人口予測

2008」によると、世界の人口は現在の

約68億人から2050年には約91億人へと

大きく増加すると予測されています。

特に、アジアは2005年の約39億人から、

2050年には約52億人へと大幅に増加する見込みとなっています。

しかし、地域別にみると偏りがあり、(2017年の最新のデータでは)日本は2008年を

ピークに6年連続で人口が減少、過去最多だった08年から約110万人減り、2017年には

1億2693万3千人となっています。また、中国や韓国も人口減少が見込まれ、

中国は2030年の14億6250万人をピークに、2050年には14億1700万人に、

韓国は2025年の4950万人をピークに、2050年には4410万人に減少する予測と

なっています。 一方、同じアジアでもインドは人口が着実に増加し、2050年には

16億1380万人に達すると予測され、アセアン地域もインド同様に人口の増加が続くと

見込まれています。このように日本や中国、韓国を除けば、少なくとも2030年までは

アジア、アセアン全域で人口増加が見込まれており、アジア株、アセアン株の魅力の

一つとなっています。

②中間所得層の増加

新興国・地域の中間層推移―2011年通商白書
アジア新興国の中間層は、2000 年には

2.4 億人でしたが、2010 年には約6倍

超の14.6 億人となり、2020 年には23.1

億人と、20 年で10 倍以上に拡大すると

見込まれています。2020 年の新興国中間

層は、アジア新興国11 か国がその他新興

国16 か国の規模を超え、全中間層の75%以上を占めるようになると推定されています。

アセアン6の所得階層別比率―2011年通商白書
 また、ASEAN6(シンガポール、フィリ

ピン、ベトナム、タイ、マレーシア、イン

ドネシア)の所得階層比率をみると、

2020年には所得層の大半(76.7%)が、

下位中間所得層以上になると見込まれ、

先にみた人口の自然増と所得水準の向上か

ら、内需の拡大が期待できます。そしてさらに、安定した内需の拡大がさらなる経済成長

へとつながり、今後も引き続き高い経済成長を実現できるのではと期待されます。

③持続的な経済成長 

IMFカントリーフォーカス2017/05/09
 2017年5月9日にIMFが発表したアジア、

アセアンの経済成長見通しは、前年の実績

値5.3%から加速し17年には 5.5%に達す

ると予測されています。また、2017年7月

5日のみずほ総研の「内外経済見通し」に

よると、2027年までは世界全体で3.5%か

ら3.7%の経済成長を維持し続けると予想

されています。そして、その中でアジア、
内外経済見通し みずほ総合研究所2017.7.5

アセアン地域は、2027年にかけて年率

5%~6%前後の成長を持続する見通しと

なっています。このように、アジア、アセ

アン各国では短期的、長期的に見て他の地

域よりも高い経済成長が見込まれます。

アジア株、アセアン株に株式投資を行うことで、こうした経済成長に伴う利益を享受でき

る可能性が高いです。

まとめ

日本や中国、韓国といったアジアのなかでも既にある程度の発展を遂げてきた国は2025年

から30年にかけて人口が減少していく可能性がありますが、それ以外の国は2050年ごろま

では安定して人口が増加していきます。人口増加による経済成長から所得水準は上昇し、

中間所得層も着実に増え、内需の拡大が期待できます。そして、力強い内需の拡大が、さ

らなる経済成長を生み、高い成長率を維持し続けると予測されています。

アジア株、アセアン株に投資することで、高い経済成長の恩恵を受けることができるので

はないでしょうか?

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