【アジア株・アセアン株個別銘柄紹介】マラヤン・バンキング(MBBM:シマレーシア)
こんにちはmokomoko3です。今回はアジア株・アセアン株個別銘柄紹介の売買ランキングで常に上位に顔を出す、
マラヤン・バンキング(MBBM:マレーシア)という株の銘柄紹介を
行っていきたいと思います。
企業概要
【マラヤン・バンキング(2017年度investor presentation)】 |
サービスを提供する持株会社です。
傘下の子会社を通して、マレーシア
やシンガポール、インドネシア等、
主にアジアを中心として商業銀行、
投資銀行、証券、保険、イスラム金
融といったサービスを展開しています。 主要な子会社として、Maybank Investment
Bank Berhad(100%連結子会社で投資銀行業務を行う)、Kim Eng Holdings Ltd
(100%連結子会社でタイやフィリピンの主要証券会社)、Maybank Islamic Berhad
(100%連結子会社でアジア太平洋地域最大のイスラム金融サービス提供会社)などがあ
ります。
業績推移
【マラヤンバンキング業績推移】 |
いきましょう。2013年の営業収益は33251RM
million(1RM=約26円なので約8894億円)
で、16年には44658RM million(約1兆1946億
円)と、直近の4年間(17年度は純額表示のた
め不明)で34%.3の増加となっています。ま
た、親会社に帰属する純利益は、13年の
6552RM million(約1752億円)から17年には
7520RM million(約2011億円)へと14%の増加となっています。しかし、一株当たりの
利益でみると13年の75.8sen(100sen=1RMなので約20円)に対し、17年は
72sen(約19円)とほとんど横ばいで推移している状況です。着実に企業規模は膨らんで
はいますが、競争が激化し、収益性は低下しつつあります。イスラム金融を手掛けるな
ど、今後の業績に期待は持てますが、過度な期待はできないといえるでしょう。
配当推移
【マラヤンバンキング配当推移】 |
ていきましょう。配当額は2010年度以
降、多少の上下はあるものの、
50sen(約13円)台の配当が続いていま
す。配当性向は70%台後半を維持してお
り、今後も継続して50sen近い配当が期待できます。なお、現時点での配当利回りは5.2%
と5%を超える高配当株となっています。
株価推移
【マラヤン・バンキング株価推移】 |
株価は2007年2月9日につけた10.88RM
が節目となっており、この水準を抜けるか
が大きなポイントとなっています。
PERは14倍、PBRは1.5倍と割高感は感じ
られませんが、10.88RMを抜けなければ上値抵抗線となってしまう可能性が高く、米中の
貿易戦争懸念が出ている今積極的に買う必要はないでしょう。
よって、増収してはいるもののEPSはほぼ横ばい、目先の株価は抵抗線に上値を抑えられ
てしまいそうであることを考慮し、おすすめ度☆3つとしました。
以上、ご参考にしていただければ幸いです!
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