【アジア株・アセアン株個別銘柄紹介】テレコムニカシ・インドネシア(TLKM:インドネシア)

【アジア株・アセアン株個別銘柄紹介】テレコムニカシ・インドネシア(TLKM:インドネシア)

 こんにちはmokomoko3です。

 今回はアセアン株の売買ランキングで常に上位に顔を出す、

テレコムニカシ・インドネシア(TLKM:インドネシア)という株の

銘柄紹介を行いたいと思います。

会社概要

テレコムニカシインドネシアは1965年にPN Postelが分割してできたインドネシアの情報

通信テクノロジー企業であり、電気通信ネットワークを保有する企業でもあります。

発行済み株式の52.09%をインドネシア政府が保有している政府系企業で、①モバイル事

業、②固定通信事業、③相互接続サービスやネットワークサービスを手掛けるホールセー

ル&インターナショナル事業、④衛星などのネットワークインフラストラクチャー事業、

⑤情報通信のプラットフォームサービスを行う企業向けデジタル事業、⑥メディアや

エデュテインメントといった消費者向けデジタルサービス事業を提供しています。 

業績推移

テレコムニカシインドネシア業績推移
テレコムニカシインドネシアの収益は、

2012年の771430億インドネシアルピア

(1ルピア=約0.007なので日本円にする

と約5983億円になります)から16年には

1163330億インドネシアルピア

(約9020億円)と1.5倍の増収となって

います。また、年間利益も2012年の

183620億インドネシアルピア(約1424億円)から16年には291720億インドネシアルピ

ア(約2262億円)へと連続増益を果たしています。ROEも20%台 を連続して達成してお

り、業績は好調そのものといった感じになっています。

配当推移

テレコムニカシインドネシア配当推移
 テレコムニカシインドネシアの配当推移

を見ていきましょう。

この会社はDividend Policyとして配当性

向を何%にするといった定め方をしておら

ず、毎期の経営状態を考慮して配当額を決

定しているようです。2011年から2015年の配当性向は60%~70%の間で推移しており、

政府の持分が多いからなのか、成長力に対して株主還元の意識が高い企業であると

いえます。16年のデータでは配当額は136.7インドネシアルピー(約1円)なので、

配当利回りは(株価を4060インドネシアルピーとすると)約3.3%となります。

好業績が続いており、株価が高止まりしているため、配当利回りでみると少し物足りない

数字になってしまっています。


株価推移

【テルコムニカシインドネシア 株価推移】
最後に株価を見ていきます。18年3月14

日の株価は4060インドネシアルピー

(約31円)となっています。長期の

チャートでみると、4000ルピーでの攻防

が続いている形となっており、割れると

3000ルピーの半ばまで下落しそうな形です。インドネシアは人口増加&高い経済成長が見

込まれており、有望な投資先ですがPER20.84倍、PBR4.8倍と割高感が出てきています。

新興国はカントリーリスクが高く、経済危機に弱いため、少なくとも個別銘柄は割安な

銘柄を選定したほうがよいかと思います。 というわけで、業績は好調ながら☆2つにさせ

ていただきました。

以上、ご参考にしていただければ幸いです!

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